上官に反抗した勇気ある特攻隊員!我々がそこから学ぶべきものは?

勇気ある特攻隊員から学べ

仕方なくやらなくてはならない仕事

みなさんは日々の仕事の中で、あまり気が進まないものや、どうしてもやりたくない仕事というものがありませんか?

私は元公立高校の教師ですが、そのような仕事が時々ありました。

自分の感覚と合わないというのがやりたくない理由ですが、やりたくないからといってやらずに済むわけではありません。

自分の納得がいかなくても、組織として動いている以上、自分ひとりの力ではなんともできないというのが実情です。

教師であろうと他の仕事であろうと、あなたにもそのような経験があるのではないでしょうか?

組織が決めたやり方と自分がやりたいやり方とのギャップ、まあそのギャップが小さければならなんとか妥協して仕事はできますが、

明らかに組織のやっていることがおかしいと感じてしまったらどうしますか?

極端な例を挙げると、食品メーカーの産地偽造や組織ぐるみの不正隠し、省庁の文書改ざんなどのようなものがあります。

まあこれらは極端な例ですが、

これらのような犯罪は内部告発で明るみになったケースが多いわけで、そのことからも、”内部告発”という手段が有効であることがわかります。

学校現場でそこまで犯罪的な話はそれほどはないでしょうが、校則や生徒指導、学校行事の内容においては「本当にこれでいいのだろうか?」と疑問に感じることが多々ありました。

あなたがもし教師なら、そういうことはありませんか?

上官に反抗した特攻隊員

鴻上尚史さんの『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』という本を読みました。この本を読んだ理由は、その帯の文章に心惹かれたからです。

「死ななくていいと思います。死ぬまで何度でも行って、爆弾を命中させます」

内容紹介です。

太平洋戦争の末期に実施された”特別攻撃隊”。戦死を前提とする攻撃によって、若者たちが命を落としていった。

だが、陸軍第一回の特攻から計9回の出撃をし、9回生還した特攻兵がいた。その特攻兵、佐々木友次氏は、戦後の日本を生き抜き2016年2月に亡くなった。
鴻上尚史氏が生前の佐々木氏本人へインタビュー。
飛行機がただ好きだった男が、なぜ、軍では絶対である上官の命令に背き、命の尊厳を守りぬけたのか。

我々も同じ状況になったとき、佐々木氏と同じことができるだろうか。
戦後72年。実は本質的には日本社会は変わっていないのではないか。
本当に特攻は志願だったのか、そして、なぜあんなにも賛美されたのか。
命を消費する日本型組織から、一人の人間として抜け出す強さの源に迫る

特攻については数多くの書籍や映画などで取り上げられており、おそらく多くの現代人もその内容をだいたいは知っていることと思います。

しかし、現在人の目に触れる情報は、特攻という戦術についてよりも、特攻隊員たちの心情にクローズアップしたものが多いように感じます。

特攻隊員の遺書であったり、最愛の人と別れて飛び立っていったことであったり。

そのような話を聞くたびに、若くして命を懸けて飛び立った兵士たちに対してなんとも言えない気持ちになります。

平和な現代からわずか数十年前に、このような形で自らの命を犠牲にした多くの人がいたことを知り、背筋が伸びる思いがするのは私だけではないでしょう。

しかし、この本の帯に書かれている言葉を読んで、今までとは違う感情を抱きました。

「死ななくていいと思います。死ぬまで何度でも行って、爆弾を命中させます」

上官の命令は絶対という戦時中にこのような特攻隊員がいたことなど、にわかには信じられませんでした。

特攻という戦術の愚劣さについてはさまざまなところで指摘されています。人命を完全に軽視した作戦であり、その失敗から人類が学ばなければならない事例だと思います。

だからこそ、そんな無慈悲な命令に従わざるを得なかった当時の若者たちに同情と憐れみを感じるわけですが、そんな中に佐々木氏のような人がいたのです。

あまり書くとネタバレになりますので、もし興味がおありなら是非読んでいただきたいのですが、

9回生還した佐々木氏以外にも、命を懸けて上層部の命令に背いて部下たちの命を守ろうとした人物が何人か出てきます。

勇気ある特攻隊員から何を学ぶのか

これは想像ですけど、当時の軍隊内部で上官の命令に反抗することは、現代の私たちが上司の命令に反抗するよりも圧倒的に難しいことでしょう。

この本を読むことで、本当の勇気とは何かに気づくとともに、行動しない自分を今一度見直すチャンスを与えてもらいました。

私たちの日々の仕事において、特攻くらい理不尽な命令は起らないでしょう。もうまったくレベルが違います。

私たちは、まったく桁違いに安全な場所にいながら、臆病に人の目を気にしてびくびくしています

でも、そんな自分を責めることなく、びくびくしている自分をまずは受け入れてください。「私は恐れている。人の目を気にして行動できないでいる」

まずその自分を受け入れること。自分を責めても意味がありません。

そうやって自分を受け入れてやれば、次からは少しだけ勇気がわいてきます。

そして、いつの日か、過去の自分ならしり込みしたような状況でも自分らしく行動を起こすことができるようになるでしょう。

自分の心の声が「おかしいぞ」と囁くような仕事をしなければならない場面がやってくるかもしれません。

自分の直感と冷静な分析によって、ここは行動を起こすときだと判断したなら、どうか躊躇しないで行動してほしいと思っています。

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