生徒から他の教師(同僚)の悪口を言われたときの答え方

生徒からの同僚の悪口

どちらも立てるのは良くない?

同僚の批判(悪口)を生徒から告げられるとき、ちょっと困ったような気分になりませんか?

生徒に同意すれば同僚に対して裏切ったような気になりますし、かと言って同僚をかばえば目の前の生徒の訴えを軽く無視するようなかたちになってしまいます。

私もまだ若い頃は「聞かなきゃよかったなぁ」と思いながら、無難にどちらも立てるような言い方をしてその場を収めようとしていました。

しかし、どちらも立てるような無難な言い方は、目の前の生徒にはなかなか通用しません。

生徒もなんとか納得してくれてうまくその場を取り繕ったと思えたとしても、実際は生徒は私が同僚をかばおうとしていることにすぐに感づきます。

もっと言うと、私が本当はその同僚の発言がおかしいと感じながらも、同僚を裏切ることを恐れている、ということに感づきます。

さらに、同僚を裏切るのを恐れているというのは、実際のところは、自分が生徒に同意したことが同僚の耳に入るのを恐れているということだと感づきます。

つまり、自分を守るためにどちらも立てるような曖昧な発言をしていることがバレています。

こういう教師は生徒から好かれません。弱い人間であるとランク付けられてしまいます。

教師としての建前と自分の保身を優先する、器の小さな大人として認識されます。

ではどうしたらいいのでしょうか?

教師である前に人間である

私は、正直にひとりの人間としての気持ちを生徒に話すようにしていました。

つまり、教師としての立場、というものをできるだけ捨てて生徒に臨むことにしていました。

その場その場で、あれこれ考えると難しいので、シンプルに「ひとりの人間として素直に感じたことを言おう」と決めていました。

その同僚のことがおかしいと思えば正直にそう言います。

「それはおかしいと思う」「そんなことを言うなんて信じられないね」「最低だね」「あんまり真に受けないほうがいいよ」

そんなことを生徒に言います。同僚を守ろうとか教師の建前とか、自分の保身とかそういったことは考えません。

逆に、生徒の言い分がおかしいなと感じたらそう言います。

「でもそれは、◯◯君の説明不足という一面もあるよ」「君の行動を考えると、言われても仕方がないと思うな」などというように言います。

教師と言う立場からものを言うからお茶を濁したような返事になってしまうのです。

ひとりの人間として正直に思ったことを口にすれば、それは生徒には伝わります。

このことを心がけるだけでも、生徒との人間関係は良好なものになり、それ以降も信頼されるようになります。

それに、正直な自分をさらけ出すことで、自分にもストレスは溜まりません。

同僚のことを悪くいったことがばれたらどうしよう・・・そんなことは気にする必要はありません。

同僚のことがおかしいと思ったから自分はそう言ったわけであり、そこにウソはありません。

間違っていると思っている行為について、それは間違っていると発言することは悪いことではありません。

間違っていると感じながらも、その同僚をかばうあまり、「仕方がなかったんだろう」というようにウソをつくことは、自分にとってもその生徒にとっても良くありません。

ウソをつくと、結局は自分にストレスが溜まります。

教師がお互いをかばい合うような職場になれば、生徒にとっては息苦しいものとなるでしょう。

まとめ

基本的には「自分は教師である」ということを忘れれば忘れるほど、ストレスなく生徒と接することができます。

完全に「教師であること」を忘れてしまうと、ただのおじさんになってしまうんですが(笑)、可能な限りそこに近づけるようにするとうまくいきます。

「教師だから」こう言わなければならない、同僚のことを悪く言うことは絶対にいけない、

そういう思いを可能な限り減らしていくことです。

生徒に接するのに、ひとりの人間としての感覚を大事にしていきましょう、という話です。

役割としての「教師」ではなく、ひとりの生身の人間として生徒の前に立つ。

できるだけそのような時間を長くしていくことをお勧めします。

生徒に本音を語る、自分の失敗を語る、自分の心の弱さを語る、自分の苦しみを語る・・・

自分の真実を語ることです。ときには建前も必要でしょう。でも、自分の真実を語る場面も大切にしてください。

言いたくないことを言うしかなかった場面でも、その後に愛情をもって生徒に微笑んでください。自分の葛藤を語ってもいいのです。

自分も生徒も、同じように笑い苦しみ泣いたりする人間であるのだ、という感覚を心の片隅に置きながら生徒の前に立つ。

結局はそれが一番大切なことなのかもしれません。

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