ブラック部活問題!顧問をするのが嫌で嫌でたまらない教師の方へ!

ブラック部活!顧問するのが嫌なあなたへ

教育に関して問題意識を持っていた私は、ツイッターで学校関係者や教育問題に興味のある人たちを多くフォローしています。

具体的には現役の教師、教師を目指している大学生や高校生、学校の体制に不満を持っている高校生や保護者、その他教育問題に興味を持たれている方々です。

ツイッターを使っていて驚くのが、これほどまでにも多くの人が現状の学校教育に対して不満をつぶやいているということです。

みなさんも少し調べてもらえばわかりますが、特に多い問題として、「教師の労働時間について」「ブラック部活について」があげられます。

私も昨年まで公立高校の教諭をしていましたので、とくにこれらの問題には興味がありますし、改善に向けて自分のできる範囲で行動したいと考えております。そこでこの記事では、「ブラック部活」について取り上げてみようと思います。

ブラック部活動問題とは?

そもそも、ブラック部活動問題とはどんなものでしょうか。

ウィキペディアには次のように書かれています。

生徒の意思を無視して部活動に入部を強制させたり、生徒の人格を否定するような暴言や、体調を崩すほどの長時間拘束をするクラブ活動ことである。

(出典:ウィキペディア)

また、コトバンクには次のように出ています。

通常でも勤務時間が長い小中学校教員が部活動の顧問を担当し、平日の放課後だけでなく、土日も出勤して部活動の指導や引率に当たるなどする過酷な勤務状況を表した言葉である。部活動は国語や社会などの教科と異なり、教育課程には位置付けられていない。また、この言葉は児童生徒の活動時間が過重な上、しごきや人格を否定するような言葉を投げかけられるなど、顧問の教員や指導者から児童生徒へ行われるハラスメントを指す場合もある。

(出典:コトバンク)

ということで、まとめると、

「ブラック部活」という言葉が表すのは、だいたい次のふたつになります。

①指導と称してときに行われる、教師が生徒に行うしごきや人格否定の暴言

②教師が放課後や土日などの勤務時間外に正規の教育課程には位置づけられていない部活動の指導に当たらざるを得ない状況

どっちも問題ですね。

これについて全部語っていると、とても長文になってしまいそうなので、とくに今回は部活動指導が苦痛で苦痛でたまらない、という教師の方に向けて書いてみようと思います!

部活未亡人関連はこちらの記事をどうぞ!

【部活未亡人】配偶者を部活動に奪われたあなたにできること

教師を辞めて外から見る部活動

私が教師になったのは今から20年以上前です。当時は、教師が部活動指導をするのは当たり前という雰囲気が今以上にありましたし、誰も部活動顧問を持たされることについて文句を言ったりしていませんでした。

私は新任のときに運動部の副顧問になって以来、退職するまでずっと運動部の顧問をしていました。そのうちの半分以上は主顧問でした。

先に結論から言います。

教師を辞めて、外部から学校の部活動を眺めてみると、

「あぁ、これは異常な世界だな・・・」と思わずにはいられません。

教師時代の私は、部活動指導にかなりの情熱をかけているタイプの人間でした。

生徒に対するしごきや暴言をすることはありませんでしたが、チームワーク強化のために、モチベーションアップのために、勝つために、どのような練習をしていけばいいのかを熱心に研究していました。

現在でも私の友人の教師たちは、以前の私と同じように熱心に部活動指導をしています。もちろん今でも、私は彼らを尊敬していますし、彼らが悪いと思うことはまったくありません。

ただ私が思うのは、「外から眺めてみると異常な世界に映るな……」ということです。

いいも悪いもありません。純粋にそう感じます。

あの時の自分は、まったくそんなことを思いもしなかったという事実に驚きます。

部活動指導が嫌なあなたができること

先に結論を言わせてもらいます。

あながたできることは、

①部活に熱心な教師を説得しようとしない

②休みたいときは適当な理由を作って休む

③生徒との距離をこっそり縮めてみる

④部活に熱心な教師を責めない

とういことです。

では順に説明します。

①部活に熱心な教師を説得しようとしない

さて、部活動顧問が嫌で嫌でたまらないあなたにお聞きします。

あなたの周りにも当時の僕のように熱心に部活動指導をしている教員がいますよね?

何人かそういう人の顔を思い浮かべてみてください。

それはあなたの担当する部活の主顧問かもしれません。また、いつもあなたに嫌味を言ってくる大嫌いなあの人かもしれません。

はっきり言います。

その人たちは、自分がやっている熱心な部活動指導が異常なことだとはこれっぽっちも考えていません

また、あなたが顧問を嫌がっていることを知らなかもしれないし、もし知っていたとしても、あなたの気持ちはほとんど理解できないでしょう。

完全に自分のやっている熱心な部活動指導が正しいという観念に支配されていますので、それ以外の考え方の可能性は見えなくなっています。

当時の私がそうでした。部活動指導を熱心にやればやるほど生徒が喜ぶと思っていましたし、実際何度も生徒と感動を分かち合い嬉しい体験をしてきました。

熱心な顧問のもとで苦しんでいる生徒がいるのも事実ですが、それを喜んで受け入れている生徒がいるのも事実なのです。

熱心に部活動指導をしている教師は、熱心な指導を喜んで受け入れている生徒のことを重点的に見るようになってしまっています。

自分の熱心な指導のおかげで感動して泣いている生徒を一度でも見れば、自分の指導方法に疑問を持つことは難しくなるのです。

つまり彼らにとって、熱心に部活動指導をすることは当たり前のことであり、それを他人に否定されても聞く耳を持ちません。言葉は悪いですが、完全に洗脳されているような状態なのです。

そのことをまず知ってほしいのです。

従って、彼らのやり方に対して意見をするということは、ほとんどの場合有効だとは言えません。やるだけ時間のムダであるし、ストレスもたまります。

ですから、基本的には彼らのことは放っておいて、あなたは自分のストレス軽減のためにできることを探す方が賢明です。

ただし、夏の暑い日の練習などで熱中症の危険があるときなどは勇気をもって意見してください。もしかしたら、そのような時をきっかけとして、彼らとの関係性も好転するかもしれません。

そのような生徒の生命にかかわるとき以外は、彼らに意見するのは止めた方がいいでしょう。

②休みたいときは適当な理由を作って休む

まわりの教師がどれだけ熱心に部活動指導をしていても、また、それをあなたにも求めてきても、それに付き合う必要はありません。

もちろん、生徒が頑張っていることを思うと、あなたひとりが休むことに罪悪感を感じてしまうかもしれませんね。

もし罪悪感を感じるならば、あなたのできる範囲で頑張ればいいのです。

しかし、生徒とあなたでは立場も違います。休みたいときは思い切って休んでください

通常の場合、顧問はひとりではないでしょう。もう一人の顧問と協力して補いあえばいいのです。

もし、もう一人の顧問が部活熱心教師の場合、いやな顔をされたり嫌味のひとつも言われるかもしれませんが、実際は彼らは自分一人でも十分に部活動を運営していくだけの力を持っていますので、あなたがいなくてもほどんど影響を受けません。

ただ、部活動に熱心ではない教員を下に見ているところがあることが多いので、嫌味を言われる程度のことはあるかもしれませんが、部活動全体への実影響はほとんどありません。

休むのに何か理由がいるならば、適当に嘘の理由を言えばいいのです。

嘘をつくのは悪いことだという観念が強い場合、後ろめたさを感じることと思います。しかし本気で教師として生徒のために力を発揮したかったら、広い視野から自分を見てください。

ここで無理をしてストレスをため込むよりも、休んで自分のために時間を使った方が、後々いい仕事ができる可能性があるならば、そちらを選択すべきであると私は思います。

③生徒との距離をこっそり縮めてみる

これは少々レベルが高いことですが、どうせ嫌な部活動指導で土日も出勤することになるのであれば、言われたことをやるだけではなく、積極的に面白いことを仕掛けてみるのです。

部活動指導に消極的なあなた、というより部活動指導など教師の仕事ではないと強く思っているあなただからこそできることがありませんか?

なんでもいいのです。ポイントは遊び感覚でやるということです。

とりあえず、自分は教師である、という立場的堅苦しさをとっぱらってしまって、生徒と仲良くなってみてはどうですか?部活にも勉強にも関係のない話題で話しかけてみるとか、素の自分をチラッと見せてみるとか、普段の学校生活では自分が扱わない話題で生徒と語り合ってみるとか・・・。

そもそも嫌なことを強要されるからストレスがたまるのです。

結果として嫌なことをしなければならなくなってしまったとき、「あ~めんどくせぇーー!!」と思って取り組むと、その時間はマジでつまらないものになってしまいます。つまらないだけならまだしも、そんなことが続けば病気になってしまいます。

したがって、なにか別の楽しみを見つけることは、あなたの健康のためにも重要なことです。

④部活に熱心な教師を責めない

最後になりますが、これは私からのお願いです。

あなたの周りにいる部活動に熱心すぎる教師たち。おそらくあなたは、彼らのことが嫌いでしょう。それはぜんぜん構いません。

しかし、できたら彼らをバカにしたり責めたりしないでほしいのです。

それは彼らのためにというより、あなた自身のために大切なことだと思うのです。

あなたから見たら彼らのやっていることはクレイジーに映ることでしょう。

しかし、前述しましたように、彼らのうちのたいていの人は、悪気があってそうなっているわけでもないのです。

彼らを責めてもこの問題は解決に向かっていかないと思います。

彼らに目を向けるのではなく、自分や生徒に目を向けましょう。

まずは自分のストレス軽減、そして生徒のストレス軽減のために自分ができることをやる

あなたにできること、あなたにしかできないことが見つかると思います。

これから主流になるであろう部活動の在り方↓↓

ボトムアップ理論!安芸南高校サッカー部の畑喜美夫先生に学ぶ

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2018 Munenori Akao
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする